せっかく一戸建てを買ったにも関わらず、売却するのはなぜと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
理由はさまざまですが、経済的な理由や生活環境の変化によって、現在の住宅を売って新しい住まいを探す選択をする場合もあります。
今回は、一戸建ての売却を検討している方に向けて、築浅一戸建てを売却する際の価格や高く売るコツについて解説していきます。
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築浅一戸建てを売却する理由
築浅の家を売るのは珍しいと思われる方も少ないかと思いますが、意外とあるようです。
そのような事例を2点共有します。
1点目は、相続した物件を売るためです。
親や兄弟姉妹などの家族が亡くなり、家やマンションを相続したが、自分自身は別の場所に住んでいる場合、その相続した物件は空き家になってしまいます。
そのように、物件が遠くにある場合、その管理は難しくなります。
そのため、相続した家をそのまま売ります。
また、相続人が複数いる場合、遺産を公平に分けるために、不動産を売却して現金に換える場合もあります。
2点目は、より良い住まいに住み替えるためです。
持ち家を売却して得た資金を新居の購入に充てる「住み替え」は、多くの方々にとって一般的な選択肢となっています。
たとえば、お子さまの進学に合わせてマンションから一戸建てへと1か月ほどの短期間で売り、理想的な住み替えを実現した方がいます。
売却理由は明言が必須
住宅を売る理由は多岐にわたりますが、築5年ほどの比較的新しい物件の場合、「なぜこんなに築浅なのに手放すのだろう」と疑問に思う方も少なくないでしょう。
親の介護が必要になった、急な転勤、離婚、経済的な問題など、売却理由を買い手に正直に伝えられると、納得して購入を検討してもらえます。
とくに、いわゆる事故物件の場合は、必ずその事実を知らせなければなりません。
住宅を購入する方を守るための制度として、売主には「契約不適合責任」が課されます。
住宅に何らかの瑕疵(欠陥や劣化)が見つかった場合、引き渡し後であっても一定期間内(一般的には個人間の売買では3か月以内)であれば、買主は売主に修繕費用を請求できる決まりです。
この保証は、柱や土台など建物の躯体構造に関するトラブルや、雨水の侵入を防ぐ部分の欠陥に適用されます。
築5年の物件であれば、経年劣化はそれほど進んでいないと考えられますが、建築時の施工不良には注意が必要です。
売主が気づかなかった瑕疵も保証の対象となるため、物件を売る前に欠陥がないかを十分に確認するのが重要になります。
また、売主が住宅の瑕疵を把握していながら故意に買主に知らせなかった場合、契約不適合となり、契約解除や損害賠償請求の対象となるので注意が必要です。
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築浅一戸建てを価格が下がる前に売却したほうが良い理由
築5年の物件がどのくらいの価格で売れるかについてですが、一般的に不動産物件は誰かが1日でも住んだ時点で価格が約10%ほど下落するといわれています。
また、築年数が浅いほど価格の下落率は高く、1年ごとに新築時の価格の1〜2%ほど値下がりするとされています。
このため、築5年の物件は新築時の価格から15〜20%ほどの下落です。
たとえば、購入時に4,000万円の物件であれば、築5年で3,200〜3,400万円、築10年で2800万円〜2400万円ほどになるでしょう。
築5年ほどの築浅物件は、設備がまだ新しく、室内の傷みも少ない場合が多いため、売り手としてはできるだけ購入時に近い価格で売りたいと思うものです。
しかし、買い手にとっては一度人が住んだ中古物件であるため、新築と同じような価格では魅力を感じにくいかもしれません。
このような売り手と買い手の意識のギャップが大きいと、売買の成立が難しくなります。
ただし、物件の売り出しが少ない人気エリアや、周辺の開発によって不動産相場が上昇しているエリアなどでは、購入時と同等もしくは高い価格で売買が成立する場合もあります。
しかし、これはごく一部の例外と考えましょう。
中古物件の価格は、築5年を過ぎた頃から大きく下がる場合もあるため、価格にこだわりすぎて売るのに時間がかかると、最終的には大幅な値下げをせざるを得なくなる可能性もあります。
そのため、適切な価格設定と市場の動向を見極めることが重要です。
物件の内訳は、土地やアパートよりも戸建住宅やマンションの方が多く、全体件数の60%以上を占めています。
一般的に不動産を売る際には、不動産会社を介して買い手を探してもらうことも少なくないです。
不動産会社の店舗だけでなく、ウェブサイトや新聞広告などで物件情報を公開し、購入希望者を募ります。
現金化を急いでいる場合や、売却を周囲に知られたくない場合には、不動産会社に直接買取ってもらうことも視野に入れると良いでしょう。
この方法だと、不動産会社が直接物件を購入するため、買い手を見つける手間が省けます。
ただし、売却価格は通常、仲介で売る場合の6~7割程度に留まる場合があります。
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築浅一戸建て早期に売却するのコツ
築浅一戸建てを高く売るコツは以下の3つです。
住宅以外の設備を残すか決める
家を売却する際、通常はエアコンや照明器具などを撤去する場合が少ないないですが、築5年以内の住宅では設備がまだ新しいため、そのまま残しておくほうが良い場合もあります。
とくに、新しいエアコンの設置には高額な費用がかかるため、買い手から撤去しないでほしいと希望されることもあります。
築浅ならではの清潔感
築5年程度の物件を購入しようとする方は、建物や内装が良い状態であることを期待しています。
そのため、ひどい汚れがある場合には、壁紙の張り替えやプロによるクリーニングを検討する価値があります。
とくに、カビやゴキブリの糞によるシミは、内覧時の印象を大きく損ねるため、念入りな清掃が重要です。
また、水回りは汚れが溜まりやすいので、しっかりと清掃しておきましょう。
売れる時期に売却を間に合わせる
不動産がもっとも売れやすい時期は3月と9月です。
3月は新生活に向けた引っ越しが多く、9月は10月の転勤シーズンに合わせた動きがあります。
しかし、3月や9月に売却を始めるのではなく、売却の準備には時間がかかるため、以下のように早めに売り出すのが大切です。
●3月に売る場合:12月から1月に売り出しを開始
●9月に売る場合:6月から7月に売り出しを開始
これらの時期に合わせられない場合は、最適な時期を待たずに売り始めるのも重要です。
早期売却を念頭に置いて行動しましょう。
これらのポイントを押さえると、築5年の一戸建てをより高い価格で売ることが可能になります。
住宅ローンが残っている物件の売却は可能ですが、抵当権を抹消するためには住宅ローンを完済する必要があります。
住宅ローンを完済するコツは以下の3つです。
物件を売却したお金で返済する方法
売った物件の代金を使って、住宅ローンを完済する方法です。
残債をカバーできる場合、そのお金で残債を返済し、残りの金額を手元に残せます。
自己資金で返済する方法
売却代金が残債を完済できない場合、自己資金を使って残債を返済する方法です。
自己資金を使って残債を完済し、物件を売ります。
住み替えローンの利用
新しい物件を購入する際に住宅ローンを組んで、その借り入れ資金で既存の住宅ローンを一括返済する方法です。
これにより、現在の物件を売る際に住宅ローンを完済できます。
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まとめ
築浅の一戸建てを高く売る際には、清潔で魅力的な状態を維持することが重要です。
また、年々目減りするので、市場調査をしたり、近隣の類似物件の価格や動向を把握したり、適切な価格設定をおこないましょう。
これらのポイントを押さえれば、築浅の一戸建てを高く売却できるでしょう。
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